サイエンスプラザ「食べる生物学」第1回が開催されました。
カレッジプラザ
昨年も大好評をいただきました「食べる生物学」。6回シリーズに拡大して今年もスタートです。
サイエンスプラザは大学の研究者と市民の方々がアットホームな雰囲気のなかで一つテーマのもと楽しく語り合う新しいスタイルのイベントです。
「食べる生物学」の案内人である秋田大学教育文化学部准教授・石井照久先生は動物発生学が専門。身近な魚介類を題材に、生き物の体の仕組みなど学問的なお話しは勿論、美味しい食べ方などのうんちくに至るまで、色々なお話しをしていただきました。
初回のテーマは「ウニ、ナマコ -とげの皮を持った動物-」。
「ウニ」と「ナマコ」のそれぞれの名前の由来や体の構造などを解説し、「ウニ」と「ナマコ」が同じ棘皮動物の仲間であること、体の構造が五放射相称の同じ仕組みを持っていることなどの説明があったあと、実際に「ナマコ」を解剖して観察をしました。
この日の教材は生きた「ナマコ」。先生の解説の後には参加者がそれぞれ観察材料を手に取り、まな板の上でナマコを解体しました。今の時期は繁殖期ではないため、生殖腺などは殆どわからないだろうという先生の予想でしたが、参加者の方が解体した2匹のナマコからそれぞれ卵巣と精巣が発見されるなど予想外の嬉しい観察もできました。
資料
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